会社としてスタートアップを目指すことをやめました。

本日、2020年7月4日。32歳になりました。
TwoGateのCEO小林です。(社内ではセオと呼ばれています)

 

今月で起業してから9年が終わり、10年目という節目の年になります。

会社ブログとして、みんなで振り返りの記録を残すことになりました。

 

10年目に向けて、簡単な振り返り 

2011年〜 大学の中退と起業失敗

大学3年の冬、

Facebookが流行りはじめたとき

映画「ソーシャルネットワーク」を見て、

人生に大きなチャンスを感じて大学を中退しました。

MissingLinkという会社を、尊敬する友達と4人で立ち上げ、

共同創業者として自分の全てをこの会社に捧げました。

実力不足で大きな成果は残せませんでしたが、

それから5年間、やり切りました。

 

2016年〜 再スタート

株式会社TwoGateを立ち上げました。

当時のエンジニアメンバーが14人も

僕についてきてくれるということで、

15人のエンジニアのみの会社が出来上がりました。

  

2020年 今の自分たち

1年間で20こ以上のアプリ・サービスを作れるほど
年々つくる力が強くなり、

それらを触ってくれたユーザー数は100万人近く。

それらが生み出した流通額は15億円以上。

そういう経験を通してソフトウェアを「つくるチカラ」に関して、

その辺の会社にはやすやすと負けないなという手応えを

9年続けてようやく持てるようになりました。

 

今年が10年目。勝負の年とはもう言わない。

自分のことも、会社のことも強みと弱みが大体わかってきまして。
やりたいこと・やっていきたいことはたくさんありすぎて整理できないので、
ひとまず「やっていきたくないこと」を、5こ書き出すことにしました。

 

1,勝負の年として、過度に自分たちを煽るのをやめます

正直、起業して以来、一度も勝負の年でなかった年なんてありません。

僕らは需給の点で、常にチャンスに常に恵まれているし、

挑戦し続けるカルチャーが社内にあります。

だからいう必要がない、ということもあるかもしれません。

1年という短いスパンで物事を考えるのは本当にやめよう、

という意思表明です。

 

2,長期的な発展性が見えないものづくりはやめます

ありがたいことですが、キャンペーン用の一時的な取り組みを、

スポットでお手伝いさせていただくこともありました。

そのキャンペーン周辺で長期的発展性がある場合もあるので

一概には言えない&手段として必要なこともありますが、キャッシュが底を尽きそうになるまで

上記のような取り組み(新規の取り組み)はやめます。

 

3,短期のリスク・リターンで、ものごとを判断するのをやめます

大きな仕事も小さな仕事も、どういう気持ちでやれるかが重要で、

金額の多寡で判断すると本当によくないことが起こります。

自分の理想に対して物凄い遠回りをさせられたり、

仲間の誰かを犠牲にしてしまったり。

一方で、長期的スパンで魅力を感じるものであれば、

気持ちが乗って、正の循環に乗り、結果としてすごく良いリターンが出る

ということがようやくわかってきました。

 

4,ビジネスの駆け引きをやめます

上でいうビジネスの駆け引きは、

交渉相手に対して、意味もなく好条件を引き出すことを意味しています。

 

一緒にビジネスをしていく上で、神の見えざる手のようなポイントを

一緒に探していくことをしてきたいです。

そうすることで一緒に収益を最大化させる取り組みを、

近い価値観で実行でき、結果いい仕事ができると考えています。

 

5,会社としてスタートアップを目指すのをやめます

スタートアップには、急成長が必要です。

文化も同時に出来上がって、すごくいい会社が出来上がるのを

いくつも目の当たりにしました。

自分たちもそうなりたい、と思ったこともあります。

でも、スタートアップにしか作れない文化があるように

自分たちにしか作れない文化もある、ということにようやく気付きました。

 

うちみたいな専門集団な会社を、「中小企業」「ベンチャー」ではなく

カッコイイ名前をいつか付けたい気持ちです。

 

会社としてスタートアップは目指さずとも、

スタートアップに負けないプロダクト作りは

死に物狂いでやっていきます。打倒!スタートアップ。

 

さいごに

「自分たちが作った良い文化(価値観)を、尊敬する仲間たちと共有すること」

 

やりたくないことを書き出してみたら、

自分が心の底から欲していることはこういうことだと整理できました。

また、それには長い年月がかかることがわかりました。

実現するにしても、サービスのヒットや高利益が必要なので、

ビジネスも頑張らないといけないですね。

文化づくりを犠牲にする取り組みだけはしないようにします。