2023年8月23〜29日、現役高専生・高専卒学生限定ハッカソン「TwoGate Dev Camp 2023 Summer」を開催しました!
今年はイベント日程を5日に増やし、前半3日間はオンライン、後半2日間はオフラインでの開催です。
現役高専生・高専卒学生たちが熱く盛り上がったイベント内容を徹底的にレポートしていきます。
「TwoGate Dev Camp 2023 Summer」について
TwoGate Dev Campとは、現役高専生・高専卒学生たちが現役エンジニアからのサポートを受けて課題に取り組む、インターン型ハッカソンです。
今回のテーマは「地元の魅力を発信するLINEミニアプリ開発」。
今年の参加者は20名、前回の参加者12名を大きく超える人数です。1人もしくは2人でチームを組み、全11チームがそれぞれの技術力を発揮しました。
イベント後半には、参加者全員で「最も魅力を感じた」アプリへの投票を行い、最優秀賞を決定します。
最優秀賞のチームには、1人1台、AirPodsとApple Watchのプレゼントも用意しました。
スケジュール
以下のようなスケジュールで実施しました。
【Day1】 2023.8.23(オンライン期間1日目)
09:30 キックオフ
10:30 アイデア出し
14:00 メンターミーティング
15:00 アイデア出し
17:30 メンターミーティング
18:30 雑談会
【Day2】 2023.8.24(オンライン期間2日目)
09:30 朝の会
10:00 開発
17:30 メンターミーティング
【Day3】 2023.8.25(オンライン期間3日目)
09:30 朝の会
10:00 開発
14:00 メンターミーティング
15:00 開発・プレゼン準備
17:30 メンターミーティング
18:30 雑談会
【Day4】 2023.8.28(オフライン期間1日目)
12:00 オフラインキックオフ
13:00 プレゼン準備
16:00 成果物発表会
17:30 参加者同士のデモタイム
19:30 参加者投票&夕食
【Day5】 2023.8.29(オフライン期間2日目)
10:00 結果発表会
10:30 閉会式
11:00 懇親会
13:00 解散
イベント前半のオンライン期間は、各自集中して開発に取り組みました。コミュニケーションが取れないことで作業に煮詰まってしまうことが無いよう、毎日1,2回のミーティングを行ったり、1日のおわりに雑談会の時間を設けたりとスケジュールを工夫しています。
また、後半のオフライン期間では懇親会など交流する時間に重点を置くことで、開発と交流、どちらにも全力を注げるイベントとなりました。
全11チームを紹介!
去年よりも参加人数・チーム数が大きく増え、全11チームとなりました。
参加者のうち3名は、去年に続いて2度目の参加という嬉しい報告も。
また、約半数が3年生以下の学生で、先輩たちとの交流は良い経験になったのではないかと思います。
ここからは各チームのメンバーと、開発アプリについてご紹介します。
さて、どのチームが優勝するのか・・・予想しながらご覧ください!
Aチーム
茨城高専5年生2人のチームです。メンバーの井上くんは去年もDevCampに参加してくれていました。イベント期間以外に観光地に人がこない!というリアルな課題を解決する「笠間稲荷観光アカウント」の開発に取り組みます。
Cチーム
九州工業大学3年生2人のチームです。開発アプリは「WILD MAP」。地元の生き物を記録・発信することで、自分の地元をさらに知ることができるアプリを目指します。
Dチーム
国際高専1年生1人と、神山まるごと高専1年生2人、計3人のチームです。本イベントでは最年少のチームとなりました。徳島の郷土料理のレシピや歴史などの認知度を高め、食育に繋げる「たべとく」というアプリを開発します。
Eチーム
福井高専5年生2人のチームです。ChatGPTを利用しAIとディベートすることで福井の魅力に気付いてもらう「それって福井のお宝ですよね?」の開発に取り組みます。
Fチーム
東京高専4年生1人のチームです。相模原市内のフードトラックへのアクセスを簡単にする「相模原キッチンカーサーチ」の開発を目指します。
Gチーム
沖縄高専3年生2人のチームです。開発アプリは「とらべるぎのざ」。イベントスケジュールや地元の生産物をお知らせすることで、“道の駅ぎのざ”を盛り上げるアプリを開発します。
Hチーム
香川高専3年生2人のチームです。「いっぺん来ぃまいうどん県」という、うどんスタンプラリーや観光地・お土産検索で香川を盛り上げるアプリの開発を目指します。
Iチーム
北九州高専2年生と4年生、2人のチームです。4年生の倉掛くんは去年に続いて2度目の参加です。ChatGPTを活用し博多弁を勉強できる「HakataMaster」の開発に取り組みます。
Jチーム
北九州高専3年生と5年生、2人のチームです。5年生の中嶋くんは去年も参加してくれました。ゲームブック形式で北九州の街を巡る「キタキュークエスト」を開発します。
Kチーム
豊田高専4年生1人のチームです。「Gohey-san」という、五平餅の店舗を検索したり、歴史を学んだりすることができるアプリの開発に取り組みます。
Lチーム
長野高専5年生1人のチームです。松本市の城下町をスタンプラリーで巡るLINEミニアプリの開発を目指します。
各賞を受賞したチームを発表!!
3つの賞を用意!
今年は、こちらの3つの賞を用意しました。
最優秀賞
参加者の相互投票で決定します。
受賞者にはAirPodsとApple Watchを1人1台ずつプレゼント!
TwoGate賞
TwoGate社員の評価によって決定します。
特典はAWS費用1年間サポートと社員による定期的なメンタリングです!
参加賞
参加した全員に5000円分の技術書をプレゼントします!
最優秀賞はどのチームの手に・・・!?
全11チームの中から最優秀賞に選ばれたのは…
Jチームでした!おめでとうございます!
【プロダクトの概要】
LineBotで遊べるゲーム「キタキュークエスト」を開発しました。北九州市にある28か所の駅をチェックポイントにして、市内を冒険するゲームです。スタート駅から、次に行く駅や観光スポット、自分の行動などをいくつかの選択肢から選ぶことができ、どの選択肢を選ぶかで次のエピソードが変わってきます。限られた開発期間の中でも、200個のエピソードを用意しました。
また、各駅の説明が書かれた「駅図鑑」でそれぞれの駅の情報を見ることもできます。
【評価理由】
ストーリー性のあるゲームで観光地をめぐるというアイデアが良いと思いました。
実装は難しかったのではないかと思いますが、しっかりと作り込まれたストーリーで面白かったです。
紹介しているのは地元の人が魅力を感じる施設だけ、というのも地元愛が強く、実際に北九州に行ってこのゲームで遊んでみたいと感じました。
【受賞者のコメント】
「最優秀賞をいただけるとは思っておらず、びっくりしています。
北九州の魅力を伝えるために考えたアプリですが、開発のために北九州のことをたくさん調べた結果、自分たちの町についても知ることができて良かったです。
イベントはオンラインとオフラインの併用で、多くの人と交流できて視野が広がりました。ありがとうございました。」
「どのチームも地元愛に溢れたアプリでしたが、その中でも最優秀賞をいただけたのは嬉しいです。チームメイトと一緒にプロダクトを開発できたことも、とても嬉しく思います。ありがとうございました。
現役高専生・高専卒学生だけのハッカソンは初めてでしたが、参加者の皆さんと出会えてよかったです。」
社員が選ぶTwoGate賞は・・・!?
そして、もう一つ、社員が選ぶTwoGate賞を受賞したのは…
Hチームでした!おめでとうございます!
【プロダクトの概要】
LINEで香川のうどん店舗を検索できる機能「いっぺん来ぃまいうどん県」を開発しました。エリアごとに検索ができ、口コミ評価の高い順に店舗情報を表示します。Googleマップのリンクから店舗へのアクセス確認もスムーズです。
また、「うどんスタンプラリー」として、訪れたうどん店舗の位置情報を送信することでWebページ上でスタンプを獲得することができる機能も搭載。
うどん店舗だけでなく、観光地検索やお土産検索も可能です。
【評価理由】
香川の魅力である“うどん”にフォーカスしたコンセプトでありつつ、観光地検索やお土産検索の機能も備えることで、観光プラットフォームとしての価値を提供できていました。今回のテーマに沿った良いアイデアだったと思います。
スタンプラリー機能を提供することで、1店舗行ったら終わりではなく、2回3回と香川に行きたくなるような仕組みも、よく考えられていました。
【受賞者のコメント】
「初めてのハッカソンへの参加でプレゼンは緊張しましたが、みなさんが温かく見守ってくれたおかげで賞をいただくことができました。技術力はまだまだだと思っているので、TwoGate賞の特典を最大限に活用して、来年、最優秀賞を取れるくらいの実力をつけて戻ってきたいです。」
「今回のハッカソンで自分の技術力が足りていないところがよく分かったので、AWSや技術書で、頑張って勉強します。みなさんの開発したアプリの中にも、僕の知らない技術が色々とあったので、その技術も勉強したいです。そして来年は4年生になるので、インターンとして来ることができたら良いなと思っています。」
実際に参加してみてどうでしたか?
Cチーム 原くん(九州工業大学3年生)
「今までは作りたいものを作っていましたが、今回はアプリのターゲット層を絞るなどビジネス的な考え方を学ぶことができ、自分の成長に繋がりました。」
Dチーム 中澤さん(国際高専1年生)
「このイベントでプログラムやアプリの分野に初めて踏み込んでみました。難しかったですが、みなさんの発表がかっこよくて、私もこれからも頑張って、またこの場に来たいと思いました。」
Kチーム 野崎くん(豊田高専4年生)
「与えられた課題を期間内に完成させることや、自分が作ったものをいかに多くの人に伝えるかなど、開発以上に大事なことを教えてもらいました。参加者との交流も、新たな知見を得るいい機会になりました。」
株式会社TwoGateには高専出身のエンジニアが勢揃い
現役高専生・高専卒学生限定ハッカソン「TwoGate Dev Camp 2023 Summer」を開催した株式会社TwoGateは、社員の大多数が高専出身者で構成されるWebアプリ開発企業です。
ノーコード・ローコードプラットフォームによる高品質・低コスト・短期間でアプリを提供できる高い技術力と、柔軟な発想力に自信を持っております。
ミッションとして掲げる「心地よいデジタル体験の創出と普及」を達成すべく、「つくる力」で勝負し続けるチーム作りを実践中です。
また、Shopifyを利用したECサイト構築支援サービスを始め、物販事前予約機能やガチャ機能などを搭載したイベント会場用カスタマイズアプリ、100社以上の導入実績がある公式アプリ構築サービスなど様々な領域において実績があります。
特にShopifyの構築支援サービスにおいては、Shopify Plusの開発に注力し、実績を重ねてきた点を評価いただき、Shopify Partner of the Year 2022 - Best Agency of the Year を受賞しました。
【主な事例】
さらに詳しい事例が知りたい場合は、下記リンクより公式HPをご覧ください。
ただいま株式会社TwoGateでは、中途採用・新卒採用・インターン採用など採用を拡大しております。
採用にご興味のあるかたはお気軽に公式HPよりご連絡ください。
最後に
今年はオンラインとオフラインを組み合わせた形でのイベント開催でしたが、皆さんの協力のもと、無事に終了することができました。ありがとうございました。
昨年に比べて参加人数が大きく増えたものの、参加した全員が真剣に開発に取り組み、アプリを完成させることができました。本当に良かったです。
また、1年生や2年生などの若い学生の参加もあり、今後も継続して開催することでリピート参加してもらえるようなイベントにしていきたいと強く感じました。
来年ももちろん、企画しようと考えていますので、みなさん是非ご参加ください!